(Wikipediaから)
イエローストーンの火山噴火、というと、映画「2012」を思い出す。これはマヤ文明の「2012年世界終末説」をベースとした映画だ。マヤ文明のカレンダーには大きなサイクルがあって、1つのサイクルはだいたい5200年間くらいの長さなのだが、今回のサイクルが2012年12月21日に終わる。その日に、世界は終わりを迎えるというのだ。「マヤ文明の人々が『その日に世界が終わります』という明確な予言を残した訳ではない。」との主張もあるようなので、「マヤの予言」と呼ぶべきかどうかは微妙なところであるが、とにかく世間的には「マヤの予言」としてオカルト的な話題となっている。日本の民放TVが騒ぎ立てているだけなのかと思いきや、調べてみるとどうやら全世界的にかなり話題になっているようだ。
俺はこういうオカルト的な話が割に好きである。完全に信じきっている訳ではないので「どうせ世界は終わることだし」という理由で突飛な行動に出たりはしないが、それでもイエローストーンのような話を聞くと少しワクワクする。でもやっぱり本当に世界が滅亡してしまうというのは困るわけだから、そういう類の話を聞いてワクワクするということは、やはりどこか半分嘘と思っているのだろう。まあしかしとにかく、前々からマヤの話には少なからずの興味を持っていたのだ。
ここからが本題。
実はアフリカで出逢ったある旅人から、こんな話を聞いたのだ。
「2012年12月21日、メキシコ・グラテマラにかけて点在するマヤ文明の遺跡。マヤの暦が終わる瞬間、そこにいる人は異次元の世界に飛べるらしいよ。」
みなさん、こんなに面白いことが他にあるだろうか。''異次元の世界に飛べる''というのである。この世界には面白いことがきっとたくさんあるはずだが、ちょっとこれ以上のものは俺の知る限り思いつかない。「んなわけあるかい、アホな。」と思う人もいると思うけれど、俺もそう思う。こんなアホな話は他にない。だって何の具体的根拠も無しに「地球が滅亡する」などと騒いでいるのだ。「地球」が、「滅亡」するのだ。その上に、なんと「異次元」に行けると言う。もはや形而上学的にスケールがでかい。これ以上にスケールのでかい話題は他に無い。
これは、行くしか無いだろう。
これこそまさに「またとないチャンス」というやつだ。
というわけで、今俺はメキシコを目指して旅している。
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